イーラーニング研究所の投稿を皮切りに「キャリア教育」が重要だという話が広まりつつあります。
私が最初に「キャリア」という単語を耳にしたのは「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」です。警察庁かどこかは忘れましたが「キャリア」と呼ばれる偉い人がやってきて事件の指揮を執ることになりました。ただしイーラーニング研究所が言う「キャリア教育」はこの「キャリア」とは少し別物と思われます。

https://x.com/e_ll_official/status/1886716329199345895
いつものイーラーニング研究所のアンケートによると「キャリア教育」が重要だと考えている大人は半数を超えていることが分かりました。
ただし「キャリアについて考える年齢」については見事にバラバラでした。それなりに均等に分かれたと言えます。
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「キャリア教育」は言うなれば「職業教育」のことです。しかし厳密には違います。日本人は「将来なにになりたい?」と訊いたら10割が職業を答えます。これが欧米ですと「庭付き一軒家に住みたい」や「歴史の教科書に載りたい」といった“目標”を答えることが多いです。
つまるところ「キャリア教育」はそうした欧米式の目標を叶えるために何のスキルや知識を身につけさせるかというものです。お金持ちになりたいのなら、どんなスキルや知識を身につけさせるのが最適かをその子供たちに意識させ、そして教育を施します。
そうした「キャリア教育」をいつから始めるかがベストかが今議論になっているのです。
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イーラーニング研究所は「キャリア教育」の適正開始時期を提示していません。こればかりは正解などないのでしょう。早すぎると肝心の子供たち自身が実感を持てずに曖昧な目標しか立てられません。しかし遅すぎると間に合わないことが多々あります。
今の日本の子供たちには飢餓感が圧倒的に足りませんので、「キャリア教育」を課すのも一苦労なのでしょう。